文献詳細
症例
文献概要
症例は63歳の男性。1981年に右尿管結石による膿腎症のため,右腎摘除。1993年2月に結石を自排。8月頃から会陰部不快感が出現し,11月に当科受診。CTにて,膀胱右後面に腫瘤性病変を認めた。試験開放手術によって,右残存尿管腫瘍と判明し,膀胱部分切除,右残存尿管・右精嚢摘除術を施行した。病理診断は,右残存尿管の高分化型扁平上皮癌だった。原発性残存尿管腫瘍は極めて稀で,本邦では自験例が13例目である。
掲載誌情報
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