icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科49巻8号

1995年07月発行

症例

傍膀胱血管周皮腫の1例

著者: 栗原憲二1 水関清2 中野吉朗3 増田秀人3 宍戸悟3 万波誠3

所属機関: 1市立宇和島病院病理 2広見町国民健康保険愛治診療所 3市立宇和島病院泌尿器科

ページ範囲:P.583 - P.586

文献概要

 症例は22歳男性で,下腹部膨満感を主訴として来院。骨盤後腹膜腫瘍の診断で,腫瘍摘出術を施行。腫瘍は16×13×10cm大で,境界はほぼ明瞭であった。組織学的に,腫瘍の大部分は,粘液腫状であったが,腫瘍の辺縁の一部にみられた充実性の部分には,雄鹿の角状の小血管の増殖と,その周囲での紡錘型細胞の密な増殖を認め,悪性度の低い血管周皮腫と診断した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら