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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科49巻8号

1995年07月発行

症例

若年性膀胱移行上皮癌の1例

著者: 黒川泰史1 横田雅生1 小川功1

所属機関: 1阿南医師会中央病院泌尿器科

ページ範囲:P.587 - P.589

文献概要

 症例は20歳女性。1992年3月頃より残尿感,下腹部不快感出現。1993年1月当科初診。慢性膀胱炎の診断にて加療し,症状軽快。しかし,5か月後肉眼的血尿が出現。放置していたが,次第にひどくなり,1年5か月後の1994年5月当科再診。膀胱鏡検査にて,膀胱頂部に有茎性の腫瘍がみつかり経尿道的膀胱腫瘍切除術を施行。病理組織診断は移行上皮癌1 pTaであった。本症例は,20歳以下の膀胱移行上皮癌例として本邦38例目と思われる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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