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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科49巻8号

1995年07月発行

症例

精索脂肪肉腫の1例

著者: 篠島弘和1 榊原尚行1 藤田信司1 佐々木芳浩1 間宮政喜1 吉田豊2

所属機関: 1市立釧路総合病院泌尿器科 2市立釧路総合病院病理

ページ範囲:P.596 - P.598

文献概要

 症例は68歳男性で,半年前よりの無症候性左陰嚢内容の腫大を主訴として受診。左陰嚢部から鼠径部にかけて硬い腫瘤を触知し,精管炎の診断で抗生剤投与を行ったが,腫瘤は残存したため,精索腫瘍疑いにて高位除睾術を施行した。病理の結果は,分化型脂肪肉腫であった。術後補助療法として放射線療法(55Gy)を施行,以後外来にて経過観察中であるが,術後1年4か月の現在,局所再発,遠隔転移とも認めていない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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