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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科49巻9号

1995年08月発行

手術手技 基本的な手術・16

膀胱拡大術

著者: 平川真治1

所属機関: 1鳥取大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.639 - P.647

文献概要

 膀胱拡大術には種々の術式があるが,それぞれ一長一短があり,golden standardといえる術式は未だ確立されていない。また,膀胱拡大術は稀な手術であるので,古典的な術式は省くとしても.最近の術式すべてに精通することは事実上不可能であろう。膀胱拡大術のなかでもクラム法,特に回腸を利用する方法は手術手技が簡単で容易なので,今回は膀胱拡大術のうちこの回腸を利用したクラム法の手術手技について詳述した。本法では術後,膀胱容量が十分に増えるまでやや時間がかかるのが欠点であるが,手術手技が簡単で会得しやすい点はこの欠点を補っても余りあると考えられる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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