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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科49巻9号

1995年08月発行

文献概要

症例

腎盂尿管鏡検査にて診断した両側嚢胞性腎盂炎

著者: 森山浩之1 笠岡良信1 福重満1

所属機関: 1県立広島病院泌尿器科

ページ範囲:P.674 - P.676

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 59歳,女性が左側腹部痛と発熱を主訴に当科に入院した。排泄性尿路造影および逆行性腎盂造影にて両側腎盂に多数の辺縁平滑な円形陰影欠損像を認めた。尿細胞診はclass 1であった。腎盂尿管鏡検査を施行したところ,両側腎盂の陰影欠損は多数の嚢胞状腫瘤によるものであることが判明した。これらの所見より,両側嚢胞性腎盂炎と診断した。腎盂尿管鏡検査は,嚢胞性腎盂尿管炎の診断において不可欠な検査であると考えられる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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