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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科49巻9号

1995年08月発行

症例

一側精巣腫瘍に対する化学療法後に発生した対側精巣腫瘍

著者: 窪田裕輔1 日比秀夫1 置塩則彦1 米津昌宏2 柳岡正範3 名出頼男3

所属機関: 1静岡赤十字病院泌尿器科 2仁医会病院泌尿器科 3藤田保健衛生大学泌尿器科

ページ範囲:P.688 - P.691

文献概要

 患者は33歳。1987年9月,左精巣腫瘍の診断にて左高位精巣摘出術を施行した。病理組織は胎児性癌+セミノーマ,病期l PTl,MO,NOであった。術後,補助療法として全身化学療法を計2クール施行したが,7年1か月後の1994年10月に右精巣腫瘍を認め,右高位精巣摘出術を施行した。病理組織はセミノーマ,病期l PTl,NO,MOであった。高位精巣摘出術および化学療法施行後に対側に腫瘍が発生した14症例の報告に対し文献的考察を加えた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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