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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科50巻1号

1996年01月発行

症例

腹腔鏡下生検が有用であった後腹膜線維症

著者: 濱崎務1 長谷川潤1 沖守1 木村剛1 秋元成太1 本田了2

所属機関: 1日本医科大学附属病院泌尿器科 2海老名総合病院泌尿器科

ページ範囲:P.59 - P.62

文献概要

 60歳,男性。主訴は無尿。薬剤の使用歴はない。超音波検査にて両側水腎症を認ぬ,尿管カテーテル挿入不可能であったため,経皮的に腎瘻を造設した。順行性腎盂造影では仙骨の高さで両側尿管の狭窄,内側偏位がみられた。腹部CTでは仙骨前面に尿管を巻き込んだ腫瘤を認め,病理組織診断を得るため腹腔鏡下生検術を施行した。病理組織学的に,特発性後腹膜線維症と診断した。ステロイド療法後1年4か月経過した現在,再発を認めていない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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