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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科50巻1号

1996年01月発行

症例

尿閉を呈した無菌性髄膜炎

著者: 深貝隆志1 石原理裕1 船橋健二郎1 内藤善文1 丸山邦夫1

所属機関: 1都立広尾病院泌尿器科

ページ範囲:P.67 - P.70

文献概要

 46歳男性,尿閉,発熱を主訴に来院。髄液検査,血液検査の結果より単純ヘルペスウイルスによる無菌性髄膜炎と診断された。尿道バルーンカテーテル留置後,保存的治療にて経過観察した。尿閉の原因は膀胱内圧測定,他の泌尿器科学的所見より排尿筋・尿道括約筋協調不全の存在が疑われた。治療には塩酸タムスロシンが有効で,第61病日に自排尿可能となった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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