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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科50巻10号

1996年09月発行

文献概要

原著

精索静脈瘤の診断におけるMRIの有用性

著者: 秋山博伸1 永井敦1 市川孝治1 大枝忠史1 那須保友1 大森弘之1 戸上泉2 加藤勝也2 平木祥夫2

所属機関: 1岡山大学医学部泌尿器科学教室 2岡山大学医学部放射線科学教室

ページ範囲:P.759 - P.761

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 精索静脈瘤の診断にMRIを応用し,その有用性について検討した。FRASH 2D法にて精巣静脈を確認した後,parallel presaturation法にて逆流の有無を確認した。また,ダイナミックMRIにて局所における静脈系のうっ滞の有無を確認した。逆流のあるもの,またはうっ滞があるものをMRI上陽性と判定した。その結果,視触診にて精索静脈瘤が疑われた14例中12例にMRI上陽性の所見が得られた。また,視触診にて静脈瘤を認めなかった7例中4例にも陽性所見を認め,サブクリニカルな症例の診断における有用性も示唆された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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