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膀胱全摘後の上部尿路再発に関して—「膀胱全摘8年後の尿管回腸導管吻合部再発」を読んで/腎腫瘍の超音波診断の有用性と限界
著者: 橋本博1
所属機関: 1旭川医科大学泌尿器科
ページ範囲:P.808 - P.809
文献購入ページに移動池田論文の症例と筆者の症例に共通している点は,いずれも膀胱全摘後長期間を経ての再発であるということです。筆者の最近の症例はそれぞれ6年と7年が経過していました。一般に膀胱全摘後に生ずる遠隔転移などは術後2年以内に集中しているため,筆者などは3年も経つとかなり安心し,5年を過ぎるころには検査もおろそかになりがちです。池田論文にも述べられているように,膀胱全摘後の上部尿路再発に関しては長期間注意が必要であることを改めて痛感しているところです。
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