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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科50巻11号

1996年10月発行

文献概要

手術手技 日帰り手術・10

軟性鏡を用いる外来での経尿道的膀胱腫瘍切除術

著者: 村石修1 小宮山斉2

所属機関: 1自冶医科大学泌尿器科学教室 2信州大学医学部泌尿器科教室

ページ範囲:P.827 - P.830

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 小さな表在性膀胱腫瘍の経尿道的切除は比較的容易で,手術合併症も少なく,予後も良好なため,泌尿器科医にとってはあまり重篤感が伴わない手術かもしれない。しかし,再発を繰り返す症例では新たな腫瘍が発見されるたびに入院手術が必要で,精神的にも肉体的にも負担が多く,患者は一度入院手術を受けた後も完治したという実感を抱けないことが多いと思われる。小さな膀胱腫瘍の再発が見つかった場合,腫瘍切除の必要性は納得してもらえても手術前後の入院に患者が難色を示すこともある。そのような症例に対して,他科内視鏡手術手技を用いて外来で膀胱腫瘍切除を行い,従来の経尿道的切除に匹敵する切除が可能である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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