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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科50巻11号

1996年10月発行

文献概要

症例

後腹膜原発性腺外胚細胞腫瘍の1例

著者: 河村秀樹1 佐々木信之1

所属機関: 1鳥取赤十字病院泌尿器科

ページ範囲:P.862 - P.864

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 35歳,男性。主訴は左陰嚢不快感および背部痛。精巣は正常。CTにて腎門部腫瘤を認めた。精査途上で左鎖骨上窩リンパ節が腫脹し,生検にて絨毛成分を認め,性腺外胚細胞腫瘍と診断した。HCG-β,アルファフェトプロティン,乳酸脱水素酵素は軽度上昇していた。CBDCA,VP-16,BLM併用療法を3コース施行した。腫瘍は急速に縮小し,腫瘍マーカーも1コースで正常化した。後腹膜リンパ節郭清は本人の拒否により施行しなかった。現在,再発の兆候を認めていない。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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