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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科50巻11号

1996年10月発行

症例

回腸利用膀胱拡大術を施行した間質性膀胱炎

著者: 岩田研司1 紺谷和彦1 岡根谷利一1 保坂恭子1 竹崎徹1

所属機関: 1山梨県立中央病院泌尿器科

ページ範囲:P.869 - P.872

文献概要

 外科的治療で満足のいく結果を得た間質性膀胱炎を経験した。症例は53歳,女性。頻尿,膀胱充満時下腹部痛,排尿時痛を主訴に1985年7月,当科受診。間質性膀胱炎としてステロイド剤などの薬物療法や水圧療法を行ったがほとんど効果なく,1992年9月,膀胱三角部を残した膀胱部分切除術および回腸を利用した膀胱拡大術を施行した。術後7か月で最大尿意容量300mlとなった。術後36か月現在,排尿間隔は2時間程度で,排尿痛,排尿困難や尿失禁はなく職場に復帰している。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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