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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科50巻12号

1996年11月発行

原著

インポテンス診療における書類記入上の諸問題

著者: 小谷俊一1 伊藤裕一1 武田宗万1 甲斐司光2

所属機関: 1労働福祉事業団中部労災病院泌尿器科 2西尾市民病院泌尿器科

ページ範囲:P.931 - P.934

文献概要

 性機能に関係した何らかの書類記入を希望する症例は,過去11年間に当科の総インポテンス症例626名中の35名(5.6%)であった。基礎疾患としては不全麻痺タイプの外傷性脊髄損傷,尿道損傷,新婚インポテンスなどが過半数を占めた。前2者は労災認定が多く,後者は離婚訴訟に関係していた。証明にあたっては,視聴覚性的負荷による勃起測定,およびリジスキャンモニターによる夜間陰茎硬度・周囲長連続測定を施行した。またインポテンスの治療過程で書類の件を持ち出す症例もある(23%)。インポテンス診療における,書類記入上の諸問題について検討した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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