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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科50巻12号

1996年11月発行

症例

髄膜播腫を来した前立腺横紋筋肉腫

著者: 河村秀樹1 佐々木信之1 金澤泰久2 富永正吾2 日笠親績3

所属機関: 1鳥取赤十字病院泌尿器科 2鳥取赤十字病院脳神経外科 3鳥取赤十字病院神経内科

ページ範囲:P.955 - P.958

文献概要

 48歳,男性。前立腺横紋筋肉種の傍大動脈リンパ節再発に対して,CBDCA,VP-16,ADM,CPMによる多剤併用療法を施行した。腫瘤は著明に縮小した。3コース目の薬剤投与終了頃より頭痛,軽い失見当識を認めるようになった。髄液細胞診,造影MRIにて髄膜播種と診断された。LPシャントを施行し,脳圧亢進症状は改善した。CDDPの髄腔内投与を試みたが,痙攣発作が重積するようになり死亡した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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