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特集 排尿障害を診る—検査と治療
文献概要
急速な高齢化社会の進行に伴い,quality of life(QOL)を保つことを目指した医療が叫ばれるなか,排尿障害の治療に課せられる重みが増している。しかし,排尿障害は老人特有の病態ではなく,幼児の夜間遺尿症など様々な疾患によって様々な年齢層で発生する。排尿障害は加齢によっても増加し,例えば更年期の女性の多くは頻尿を訴える。本稿では,加齢による排尿障害も含めて様々な疾患における排尿障害の症状について概説した。
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