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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科50巻13号

1996年12月発行

症例

表面コイルMRIによる診断が有用であった尿膜管膿瘍

著者: 松田久雄1 永野哲郎1 門脇照雄1 宮崎隆夫2 大西卓也3

所属機関: 1済生会富田林病院泌尿器科 2温心会病院泌尿器科 3済生会富田林病院放射線科

ページ範囲:P.1057 - P.1060

文献概要

 患者は44歳,女性。1995年6月初めより下腹部痛が出現した。腹部超音波検査にて臍下正中部の腹直筋と腹膜との間に最大径1.7cmの低輝度の腫瘤を認め,膀胱頂部付近まで連続していた。表面コイルMRIを使用したMRI像では,腹直筋直下の腹膜外に縦走する腫瘤陰影を認め,T1強調画像で筋肉とほぼ同じ信号強度を呈し,上方で一部腫脹していた。同部のT2強調像では膿瘍部分は高輝度を呈していた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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