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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科50巻2号

1996年02月発行

文献概要

症例

尿毒症を来した子宮脱の1例

著者: 奥谷卓也1 荒木映雄1 牟田口和昭1 川下英三1 藤井元広1 白石恒雄1

所属機関: 1松山赤十字病院泌尿器科

ページ範囲:P.155 - P.157

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 症例は,72歳女性。子宮脱を認めたため,当院婦人科に入院し,子宮脱は翌日ペッサリー挿入し整復したが,CTにて両側水腎症,血中クレアチニンの上昇をみたため,当科転科入院した。初診時すでに尿毒症症状が出現しており,即座に左腎瘻留置し,腎後性腎不全に対する治療を行った。血中クレアチニンは漸減し,17日後には正常に復した。入院約1か月後,順行性にダブルJステントを留置し,退院外来経過観察とした。初回の入院から半年後ダブルJステントを抜去したがその後も腎機能の悪化はみられなかった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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