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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科50巻4号

1996年03月発行

増刊号特集 前立腺疾患'96

前立腺肥大症

前立腺肥大症の病理

著者: 原田昌興1

所属機関: 1神奈川県立がんセンター臨床研究所研究第1科

ページ範囲:P.38 - P.44

文献概要

はじめに
 前立腺肥大症は病理学的には良性結節性過形成と位置付けられる。肥大hypertrophyは見かけの容積の増大を意味し,組織を構成する個々の成分の容積増大によっても,構成成分の数的増加によってももたらされる。前立腺肥大症では細胞容積の増大も関与しているが,主体は腺上皮ないし間質細胞の増殖によることから,過形成hyperplasiaと表現される。肥大症組織の日常的検索で問題となる異型過形成を含め,いくつか過形成性病変の病理学的考え方を述べてみたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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