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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科50巻5号

1996年04月発行

画像診断

術前診断に三次元CTが有効であった後腹膜リンパ節転移の2例

著者: 岡崎浩1 川島清隆1 高橋溥朋1

所属機関: 1足利赤十字病院泌尿器科

ページ範囲:P.341 - P.343

文献概要

[症例1]
 患者36歳,男性。
 現病歴 1993年11月頃より右陰嚢内が腫脹してきたため1994年1月16当科受診となる。
 治療経過 1994年2月1日右高位精巣摘除術を施行した。Immature and mature ter-atoma, stage ⅡA診断により,術後PEB療法変法(CBDCA 80mg/m2,etoposide l00mg/m2,bleomycin 30mg)3コース施行した。化学療法後,傍大動脈リンパ節転移巣に対し後腹膜リンパ節郭清術を施行した。
[症例2]
 患者 29歳,男性。
 現病歴 1995年5月,右陰嚢内腫脹により当科受診となる。
 経過治療 1995年6月13日左高位精巣摘除術施行した。Embryonal carcinoma, stage Ⅲの診断により術後PEB療法(CDDP 20 mg/m2,etoposide 100 mg/m2,bleomycin 30 mg)3コース施行した。傍大動脈転移巣の縮小が認められ,10月19日後腹膜リンパ節郭清術施行した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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