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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科50巻6号

1996年05月発行

文献概要

原著

回腸導管造設患者と自排尿型代用膀胱造設患者の術後生活の比較

著者: 嶋本圭子1 西山勉2 石積正子1 外山幸子1 小坂井峰子1 照沼正博2

所属機関: 1厚生連長岡中央綜合病院看護部 2厚生連長岡中央綜合病院泌尿器科

ページ範囲:P.391 - P.394

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 膀胱全摘除術を受けた15名の患者に対して生活の質(QOL)を評価する目的で質問票を作成し調査した。尿路変向の術式は回腸導管造設術(回腸導管)を7名,自排尿型代用膀胱造設術(代用膀胱)を8名に行った。社会生活上の質の低下は両術式患者とも認められたが.QOLは代用膀胱患者が回腸導管患者に比較してやや良好に維持できていた。回腸導管患者は代用膀胱患者に比較してボディーイメージの支障によりQOLを維持できていなかった。今回の調査結果から,尿路変向を受ける患者に対して、手術前後ならびに退院後の管理に対する詳細な説明や指導を含めたインフォームドコンセントの重要性が認識された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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