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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科50巻6号

1996年05月発行

原著

膀胱憩室に対する憩室口切開と憩室底凝固の併用療法

著者: 増田毅1 石井健嗣1 中野間隆1 頼母木洋1 林暁1 山本泰秀1

所属機関: 1川崎市立川崎病院泌尿器科

ページ範囲:P.395 - P.398

文献概要

 膀胱憩室に対して憩室口切開と憩室底凝固の併用療法を1989〜1993年まで,9例に対して経尿道的に,1例に対しては恥骨上式前立腺核出術と同時に膀胱高位切開をおいて施行した。平均観察期間は23.6か月で,合併症の出現や再発を認めず,きわめて良好な成績が得られた。憩室内腫瘍を伴わない膀胱憩室に対しては,尿管口近傍に存在する憩室であっても憩室切除のような侵襲を伴なった治療ではなく,憩室口切開と憩室底凝固の併用療法を積極的に行うべきである。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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