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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科50巻7号

1996年06月発行

症例

酢酸クロルマジノン投与中止後に骨転移巣が消失した前立腺癌

著者: 勝岡洋治1 増田愛一郎1 星野英章1 刀祢真理子2

所属機関: 1東海大学医学部泌尿器科 2希望が丘いずみクリニック

ページ範囲:P.519 - P.522

文献概要

 65歳の前立腺癌患者において,ステロイド性抗アンドロゲン剤である酢酸クロルマジノン投与中止後に,PSA値の正常化と骨転移巣の消失をみた。抗アンドロゲン剤除去症候群は非ステロイド性抗アンドロゲン剤にのみに特有な現象ではないことが証明された。全アンドロゲンブロック療法中に再燃がみられた症例には,second lineの治療を開始する前に,まず抗アンドロゲン剤の中止を考慮すべきと思われる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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