文献詳細
画像診断
文献概要
症例 63歳男性。
主訴 特になし。
既往歴 53歳時脳出血。
家族歴 特記すべきことなし。
現病歴 1995年4月,脳出血後遺症のリハビリテーション目的で入院中の病院で行われた腹部単純X線撮影にて,左副腎部の腫瘤を指摘された。触診上腫瘤は触れず,特記すべき症状はなかった。腹部CTにて左副腎腫瘍と診断され,同年5月15日当科に入院となった。
入院時現症 血液一般,血液生化学,尿検査にて特記すべき異常はなく,副腎皮質および髄質ホルモンは血中,尿中ともすべて正常範囲内の値であった。またACTH-Zテストにおいても正常の反応を示した。
手術所見 1995年6月6日,左副腎腫瘍の診断にて,経腰的アプローチにて左副腎摘除術を施行した。摘出時の血圧の変動はなく,周囲組織との癒着はなかった。摘出物は320g,80×70×65mmの暗赤色,充実性で,病理診断にて副腎血腫と診断された。過形成部および原因となる血管病変は認められなかった。
主訴 特になし。
既往歴 53歳時脳出血。
家族歴 特記すべきことなし。
現病歴 1995年4月,脳出血後遺症のリハビリテーション目的で入院中の病院で行われた腹部単純X線撮影にて,左副腎部の腫瘤を指摘された。触診上腫瘤は触れず,特記すべき症状はなかった。腹部CTにて左副腎腫瘍と診断され,同年5月15日当科に入院となった。
入院時現症 血液一般,血液生化学,尿検査にて特記すべき異常はなく,副腎皮質および髄質ホルモンは血中,尿中ともすべて正常範囲内の値であった。またACTH-Zテストにおいても正常の反応を示した。
手術所見 1995年6月6日,左副腎腫瘍の診断にて,経腰的アプローチにて左副腎摘除術を施行した。摘出時の血圧の変動はなく,周囲組織との癒着はなかった。摘出物は320g,80×70×65mmの暗赤色,充実性で,病理診断にて副腎血腫と診断された。過形成部および原因となる血管病変は認められなかった。
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