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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科50巻8号

1996年07月発行

症例

経尿道的前立腺切除術が奏効したBCG療法後の肉芽腫性前立腺炎

著者: 三浦剛史1 木村剛1 赤坂修治1 長谷川潤1 秋元成太1

所属機関: 1日本医科大学泌尿器科

ページ範囲:P.587 - P.589

文献概要

 筆者らはBCG膀胱内注入療法後に生じた肉芽腫性前立腺炎を経験した。症状は強い頻尿,会陰部痛.終末時排尿痛および,残尿感であった。3か月間にわたる抗結核薬,非ステロイド性消炎鎮痛剤,抗コリン剤による保存的治療では症状は改善しなかった。直腸指診では圧痛を伴った硬い結節を前立腺右葉に認め,前立腺超音波画像診断上同部位に低エコー域を認めた。経尿道的前立腺切除術を施行したところ症状の改善を認めた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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