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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科50巻8号

1996年07月発行

症例

2,8ジヒドロキシアデニン結石の1例

著者: 町田竜也1 山田拓己1 鎌田成芳1 兵地信彦1 竹内信一2 斉藤博1

所属機関: 1埼玉医科大学総合医療センター泌尿器科 2九段坂病院泌尿器科

ページ範囲:P.597 - P.599

文献概要

 43歳,男性。水腎症を伴うX線陰性結石に対しESWLを4回施行した。水腎症は改善され,結石はほぼ完全に排石された。砕石片の赤外線スペクトラム分析より2,8ジヒドロキシアデニン結石と判明。遺伝子診断ではAPRTQ0/APRTQ0によるアデニンホスホリボシルトランスフェラーゼ完全欠損であった。また結石歴のない妹も同じ遺伝子型であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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