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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科50巻8号

1996年07月発行

小さな工夫

膀胱頸部吊り上げ法における18ゲージ穿刺針の利用

著者: 江川雅之1 宮崎公臣1

所属機関: 1藤田記念病院泌尿器科

ページ範囲:P.616 - P.617

文献概要

 腹圧性尿失禁は,直接生命を脅かす疾患ではないので,本症の治療を希望する患者の多くは,より侵襲の少ない治療を望んでいる。このような期待に応えるため,従来ステーミー法などの穿刺針を用いた膀胱頸部吊り上げ術が行われている。最近筆者らは,さらに簡便で侵襲の少ない方法を行っているので,その方法と要点について解説する。
 使用した材料は,Eickenbergが考案したアンジオメッド社製二重穿刺針セット(Order-No.7530-0010,アンジオメッド社,西ドイツ)のうち,アプリケーターを除いたもの,すなわちステンレス製18ゲージ穿刺針,2-0ナイロン糸およびシリコンチューブである。高価なアプリケーターを購入する必要はなく,後者3点のみの注文も可能である(Order-No.7531-0010)。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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