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雑誌目次

雑誌文献

臨床泌尿器科51巻10号

1997年09月発行

雑誌目次

綜説

わが国の死体腎移植

著者: 大島伸一

ページ範囲:P.715 - P.722

 わが国の死体腎移植は,(1)心停止後に提供された腎を使ってなされる,(2)提供される腎が欧米諸国に比べきわめて少ない,という困難のなかで行われている。筆者らは1978年より,(1)死体内灌流冷却法,(2)腎移植直後からの急性尿細管壊死による乏尿期間の管理方法,(3)免疫抑制方法,(4)晩期急性拒絶反応の治療法などの開発を行い,最近では1年,3年,5年の移植腎生着率がそれぞれ85%,70%,60%という欧米並の成績を収めている。筆者らの経験を中心に,わが国の死体腎移植について概説した。

手術手技 悪性腫瘍の手術・9

リンパ節郭清術

著者: 津ヶ谷正行 ,   伊藤尊一郎 ,   丸山哲史 ,   郡健二郎

ページ範囲:P.725 - P.730

 リンパ節郭清の主たる操作は動脈,静脈ならびに神経を露出させ,周囲の脂肪組織とともにリンパ節を一塊として剥離することである。
 後腹膜リンパ節郭清は精巣腫瘍,腎細胞癌ならびに腎盂尿管癌において行われる。精巣腫瘍のリンパ節郭清は射精機能障害の合併症を来しやすい。射精機能の維持には,左右とも下腸間膜動脈起始部以下の大動脈前面の下腹神経を温存することと,少なくとも一側の腰部内臓神経を温存することが必要である。腎細胞癌や腎盂尿管癌のリンパ節郭清は、診断上の意義は認められるものの,治療的意義は低い。
 骨盤リンパ節郭清は膀胱癌や前立腺癌で行われる。膀胱三角部からのリンパの流れは直接総腸骨領域に流入するとされることから,膀胱癌におけるリンパ節郭清は,大動脈分岐部以下ないし分岐部の1〜2cmまでのリンパ節を郭清する。前立腺癌のリンパ節郭清術は診断的手段として行われる。
 以下,リンパ節郭清の一般的手技と各疾患におけるリンパ節郭清の意義およびその郭清範囲を中心に述べる。

原著

腹圧性尿失禁に対するメチル酸アメジニウムの効果

著者: 鈴木泰宏 ,   石郷岡学 ,   橋本透 ,   笹川五十次 ,   中田瑛浩

ページ範囲:P.733 - P.738

 雌家兎20羽の近位尿道より筋標本を作製し,アメジニウムに対する反応をオルガンバスを用いて検討した。その結果、尿道平滑筋は収縮反応を示すことが明らかにされた。この知見に基づき,腹圧性尿失禁患者の女性6例に対し,アメジニウム(20mg/日)を投与した。5例において自覚的な改善を認め,3例ではパッドテストにおいて尿失禁量が減少した。また,重篤な副作用は認めなかった。アメジニウムは従来の交感神経作働薬と比較し,中枢性の副作用が少ないとされており,腹圧性尿失禁の新たな治療薬となり得ると考えられる。

症例

成人に対する胃利用膀胱拡大術の2例

著者: 兼松明弘 ,   中野匡 ,   日裏勝 ,   大歳雅洋

ページ範囲:P.741 - P.744

 成人2例に胃利用膀胱拡大術を施行した。症例1では.括約筋切開術および慢性感染のため生じた萎縮膀胱に対して施行した。尿道は閉鎖し,サンゴ状結石に対する腎摘後の残存尿管を臍部に出して導尿用のストーマとした。症例2では,局所進行結腸癌に対してS字結腸と膀胱の頂部を合併切除した際に施行した。両者とも術後の蓄尿および排尿状態は良好であった。

緩下剤長期連用患者に発生した酸性尿酸アンモニウム結石

著者: 榎本裕 ,   宮崎淳 ,   小山康弘 ,   簑和田滋

ページ範囲:P.745 - P.747

 症例は26歳,女性。小児期より重度の便秘症で,緩下剤の長期大量連用歴がある。再発性の左尿管結石に対してESWLを2回施行した。血清電解質,尿酸値には異常を認めなかったが,尿分析にて尿量低下と極度の低ナトリウム尿を認めた。結石分析では酸性尿酸アンモニウムが主体であった。本症例の結石はESWLによって治療可能であったが,このような結石の再発予防には緩下剤の減量が必要不可欠であり,他科との連携のもとに総合的な管理を行うことが重要であると考えられた。

無尿を契機に発見された悪性リンパ腫

著者: 吉川慎一 ,   辻野進 ,   石橋啓一郎 ,   小川正至 ,   大久保雄平 ,   三木誠

ページ範囲:P.749 - P.752

 72歳,男性。無尿と顔面の浮腫を主訴に当科で受診。超音波検査とCT検査で傍大動脈リンパ節から膀胱内に連続する腫瘤を認めたため,腎後性腎不全を考え,左腎瘻造設術を施行した。経尿道的生検の病理組織学的診断は悪性リンパ腫であった。CHOP療法3コース終了後に腎瘻も抜去でき,さらに3コース追加後,残存腫瘤に対して60Gyの放射線療法を行った。無尿を主訴とする悪性リンパ腫は,自験例を含めて本邦では4例のみであった。

体外腎血管再建,自家腎移植術を施行した腎動脈瘤

著者: 篠島弘和 ,   信野祐一郎 ,   川倉宏一 ,   関利盛 ,   森田穣

ページ範囲:P.753 - P.756

 体外腎血管再建,自家腎移植術を施行した59歳女性の腎動脈瘤の1治験例を報告した。8か月前より高血圧でカルシウム拮抗剤内服中であったが,血漿レニン活性は低値で,カプトプリルテスト,カプトプリル負荷シンチグラムとも陰性であった。右腎動脈造影では右腎動脈本幹から腎内分岐移行部に径約25×25mmの動脈瘤を認め,腎内主要動脈3枝はすべて瘤から分岐していた。径2.5cm以上の不完全石灰化動脈瘤であり,破裂の危険性ありと判断し,右腎摘出,体外での動脈瘤切除,内腸骨動脈片による腎血管再建の後,右腸骨窩への自家腎移植を行った。術後の血管造影では吻合部に狭窄などを認めず,血流は良好であった。現在術後4か月を経過し,元気に就業中である。本術式は腎動脈瘤に対して有用であると思われた。

膀胱瘻長期留置患者に発生した膀胱扁平上皮癌

著者: 井上博夫 ,   杵淵芳明 ,   岩田研司 ,   保坂恭子 ,   竹崎徹

ページ範囲:P.757 - P.759

 69歳,男性。交通事故により生じた尿道損傷に対して行った手術が不成功に終わり,膀胱瘻にて生活していた。膀胱瘻の留置カテーテルが頻回に詰まるようになったため精査したところ,膀胱腫瘍が認められ根治手術を施行した。病理検査の結果はSCC>>TCC,pT3b,lNFβ,pLO,pVO,pNOで,非腫瘍部の粘膜は扁平上皮化生していた。膀胱内長期留置カテーテルによる発癌の危険性はよく知られており,十分な注意が必要と思われる。

同時発生をみた左腎細胞癌,右尿管移行上皮癌

著者: 東洋臣 ,   神保裕之 ,   岡村桂吾 ,   山中英寿 ,   小林幹男 ,   鈴木慶二

ページ範囲:P.761 - P.763

 67歳,男性。無症候性肉眼的血尿を主訴に近医を受診。超音波検査で右水腎症および左腎下極の腫瘍を指摘されたため,当科を紹介され受診となった。各種画像検査の結果,右尿管腫瘍および左腎腫瘍と診断され,右腎尿管全摘除術,左腎部分切除術を施行した。病理診断は移行上皮癌grade 3および腎細胞癌(alveolar type)grade 1であった。腎細胞癌と尿管移行上皮癌の対側同時発生例は非常に稀であり,本邦第8例目と思われる。

胃癌原発の転移性精巣腫瘍

著者: 斎藤真介 ,   鈴木正彦 ,   岩崎明郎 ,   石川悟

ページ範囲:P.764 - P.766

 72歳,男性。左精巣の無痛性腫脹を主訴に来院した。左精巣腫瘍の診断のもとに左高位精巣摘除術を施行した。病理組織診断の結果は中分化型腺癌であった。食欲不振や貧血も認めたので消化管の精査を行ったところ,胃癌が発見された。生検の結果は同様に中分化型腺癌であった。したがって,本症例は胃癌原発の精巣転移と考えられた。

鼠径部島状皮弁で陰嚢形成したフルニエ壊疽

著者: 武田英男 ,   小島聡子 ,   阿部拓 ,   久保田恭代 ,   佐藤信夫

ページ範囲:P.767 - P.769

 症例は42歳,男性。主訴は陰嚢部の腫脹と発熱。アルコール依存症による肝機能障害が誘因となったフルニエ壊疽と診断し,ただちに全身の抗生剤投与とデブリードマンを施行した。さらに,フルニエ壊疽による広範囲な陰嚢部の皮膚欠損に対しては鼠径部島状皮弁を用いた形成術を行った。

対側精管精嚢欠損症を伴った精嚢嚢状拡張症

著者: 大野博文 ,   山本泰久 ,   瀬島健裕 ,   宮川征男

ページ範囲:P.770 - P.772

 症例は39歳,男性。不妊を主訴に受診した。精液検査にて無精子症。右精管欠損および左精嚢の著明な拡張を認めた。1996年1月,射精管拡張術を施行したが精子は得られなかった。精嚢嚢状拡張症は,両側性で嚢胞腎との合併が多いとされているが,片側性で対側精管精嚢欠損があるものは本例が本邦2例目であった。

画像診断

短期間に改善した出産直後の水腎症と高度の腹圧性尿失禁

著者: 高木隆治 ,   明石拓也 ,   阿久津正

ページ範囲:P.774 - P.775

 患者 37歳,女性。
 主訴 尿失禁。
 既往歴 特記すべきことなし。
 出産歴 30歳で第1子を出産。その後,尿失禁などのエピソードなし。
 現病歴 1996年10月18日,妊娠38週6日で出産。自然分娩。新生児は3,610gであった。出産後に尿意なく,立位になるだけで尿を失禁するため,1996年10月22日に当科を受診した。
 現症 出産後4日目のために下腹部がやや腫大している以外は異常なし。神経学的所見に異常なし。肛門括約筋の緊張度に異常なし。検査所見 残尿0ml。DIP検査にて右水腎症を認めた。また,立位にて膀胱頸部開大を認めた(図1,2)。出産後の出血が続いていたためにそれ以上の検査は避け,様子をみることとした。11月6日,再度受診。立位のみでは失禁しなくなったものの,咳またはくしゃみで失禁する。膀胱鏡に異常はなかった。
 12月11日(出産後24日目),再び受診。尿失禁は強い腹圧でわずかに出現するのみである。水腎症は消失し,立位での膀胱頸部開大も消失していた(図3,4)。

診断・治療効果判定にMRI検査が有用であった特発性後腹膜線維症の1例

著者: 妻谷憲一 ,   安川元信 ,   三馬省二

ページ範囲:P.777 - P.780

 患者 52歳,女性。
 主訴 間欠的腹痛。
 既往歴・家族歴 特記すべきことなし。薬剤の長期服用歴なし。
 現病歴 1994年12月,間欠的腹痛のため近医を受診した。消化管透視では異常は認められなかったが,腹部超音波検査にて両側水腎症を指摘されたため,当科を紹介され入院した。
 入院時現症 体格,栄養は中等度。血圧132/98mmHg。胸腹部の理学的所見に異常は認められず,浮腫も認められなかった。
 入院時検査成績 末梢血では異常は認められなかったが,血沈1時間値は130mmと亢進し,CRPは5.5 ng/mlと上昇していた。腫瘍マーカーは基準値範囲内で,尿所見に異常は認められなかった。
 臨床経過 諸検査の結果,後腹膜線維症と診断された。両側DJカテーテル留置の上,pred-nisolone 20 mg/日,柴苓湯9g/日の経口投与を開始した。Prednisoloneは2週間ごとに漸減した。1か月後のMRI検査にて仙椎前面の線維性変化の軽度縮小が認められ,右DJカテーテルを抜去した。約3か月後に肝機能障害が出現したため内服を中止し,無治療で経過観察を行った。8か月後のMRI検査にて線維性変化の縮小が認められたため,左DJカテーテルを抜去した。
 以後現在まで,水腎症の再発や後腹膜線維症の再燃は認められていない。

小さな工夫

布団の中で容易に排尿できる夜間頻尿用ポータブル尿器

著者: 高岩正至 ,   鎌田竜彦

ページ範囲:P.781 - P.781

 夜間頻尿を訴える患者の中には排尿困難を伴い,1回の排尿に10分以上を要する患者も少なくない。トイレへ行くと体が冷えてしまって眠れなくなり,すぐに尿意を催して再びトイレへ立つという悪循環に陥る場合も多い。特に筆者らの在住している山形県は,寒冷地であるにもかかわらず二重サッシやボイラーなどの普及率が低く,冬期間の夜間に寝室からトイレまでに十分な暖房設備のある家庭は数少ない。
 筆者らは,夜間頻尿のために辛い思いをしている患者を対象として,血液透析灌流液用10lソフトバック(キンダリー1号液:扶桑薬品)の空容器(図1)を尿器として,主に布団の中での排尿が可能かどうかについて検討した。その結果,布団の中でも坐位,前屈み,側臥位や仰臥位など従来の尿器を使用する体位ではもちろんのこと,腹臥位や四つん這いなどの体位でも周囲にこぼれることなく容易に排尿ができることが確認できた。

学会印象記

第1回日中泌尿器科学会議

著者: 岩村正嗣

ページ範囲:P.784 - P.785

 最近の日本の主要学会の大型化と国際化には目をみはるものがある。横浜で開催された先の泌尿器科学総会でも一般演題に混じって英語で発表する外国人参加者の姿が数多く見受けられ,とかく閉鎖的であった従来の学会から脱却し国外へも広く目を向けることの重要性を再認識させられた。このような中で,隣国である中国との泌尿器科レベルでの国際交流を計ることを目的に,町田豊平・東京慈恵会医科大学名誉教授と那彦群・北京医科大学教授が中心となって日中泌尿器科学会議が企画され,その第1回会議が去る5月23日から西安と北京で開催された。
 今回の会議の日本側出席者は,団長の町田豊平先生,副団長の秋元成太先生,岡田清己先生,三木 誠先生,松島正浩先生,東原英二先生,岡本重禮先生,馬場志郎先生,そして私の9名であった。5月22日,肌寒く小雨模様の成田を出発し,約4時間の快適なフライトの後に快晴の北京国際空港に到着した。北京はとても暑く,気温は31度にも上った。バスで北京市内へと向い,広大な天安門広場と天壇公園を観光した。

米国泌尿器科事情・1

留学のいきさつ

著者: 篠原克人

ページ範囲:P.786 - P.787

 今回から10数回にわたり米国の医療事情,とりわけ泌尿器科に関しての話をすることになりました。現在では,日本人の医師が海外留学することは日常茶飯事になり,若い読者の皆さんのなかには黙っていても"留学"という機会がめぐってくることが多くなったと思います。それでも,「外国に出たい」あるいは「外国で医師としてやっていきたい」と思う人から,どのようにして私が米国で医師として働いているかをよく聞かれることがあります。そこで,話を始めるに当たって,どのようにして私が米国に住むにいたったかをお話ししようと思います。
 私は1979年に横浜市立大医学部を卒業しました。当時この大学では卒後すぐに専門の科を決めないで,各自好みの科を2年間ローテーションするという方式をとっていました。私は泌尿器科にいきたかったのですが,米国のトレーニングで採用されているように,これからの泌尿器科は一般外科の知識がないといけないと思い,このローテーションをほとんど一般外科で過ごそうと思っていました(もっとも,この頃は米国のレジデントのことなどは人から聞きかじった以外に何も知らなかったのですが……)。

病院めぐり

関西労災病院泌尿器科

著者: 島谷昇

ページ範囲:P.790 - P.790

 関西労災病院は,尼崎市の北西部の風光明媚な武庫川河畔に全国で4番目の労災病院として,昭和28年1月に開院された。開院当初は内科,外科,整形外科および理学診療科の4診療科,病床数50であったそうだが,近隣の患者さんの信頼を集め,その後の発展をみた結果,現在は17診療科,病床数670を有する地域の中核病院の一つとなっている。
 泌尿器科は開院半年後に,後の初代泌尿器科部長となる黒田 守先生が外科の中の皮膚泌尿科担当として就任された時に始まり,昭和30年の皮膚泌尿科独立,さらに昭和43年の皮膚科との分離独立により完全な単一科となり現在に至っている。本院は現在,病院の全面改築の最中であり,昨年に第1期工事が完成して病棟は昨年10月に移転となった。泌尿器科は新館南6階病棟にあり神経内科との混合病棟で,割り当て病床は36床である。現在,診療は島谷 昇(S 51年卒),山崎 浩(S 55年卒),井上隆朗(S 59年卒),山本博丈(H 7年卒)の4人体制で行っている。昨年の新入院患者数は469人,1日の平均外来患者数は66.2人であった。

東京労災病院泌尿器科

著者: 水尾敏之

ページ範囲:P.791 - P.791

 東京労災病院は羽田空港に近接する京浜工業地域に立地し,労働福祉事業団により運営されている。昭和24年5月15日に内科・外科の2診療科,病床数21床で診療を開始した。その後,昭和42年6月に全面改築がなされ,5階建ての本館建物が完成した。その後も改修が加えられ,昭和46年5月に病床数が350床となった。また,昭和48年5月に職業性疾病の予防,治療,特殊健康診断のための健康診断センターが併設された。その後,医療の高度化と総合病院化を図るために新館が増築され,現在では450床を有する臨床研修指定の総合病院となった。
 診療科目は内科,小児科,精神神経科,外科,形成外科,脳神経外科,産婦人科,整形外科,皮膚科,泌尿器科,眼科,耳鼻咽喉科,放射線科,麻酔科,リハビリテーション科の15科で,常勤医師総数は60名(非常勤を含めると89名)である。

交見室

全体医学的アプローチについて/理想的な統計学コンピュータソフトの紹介

著者: 徳中荘平

ページ範囲:P.794 - P.795

 平成9年7月18日から7月20日までの3日間,札幌で東京女子医大腎センターの阿岸鉄三教授の主催する,第42回日本透析医学会総会が開かれました。小生は済生会栗橋病院の本田 宏先生と共に「わたしの勧める特殊療法—東洋医学,漢方,気功,全体医学」というワークショップの司会をしました。また,特別講演を東京電気大学の町 好雄教授と川越の帯津三敬病院の帯津良一院長にお願いしました。
 町先生の「気功の人体に及ぼす生理的効果」は,気功を掛けている気功師と被治療者双方の脳波,心拍,血圧,血流などを測定して検討を加えたもので,六字訣という気功は中国語で掛け声を発しながら行い,その言葉の1つ1つが肝臓,心臓などに相当しています。熟練者が行うと,声を発するたびに相当する臓器の血流が増加する測定データを実際に見せていただいて,大変興味が湧きました。

基本情報

臨床泌尿器科

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN 1882-1332

印刷版ISSN 0385-2393

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