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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科51巻10号

1997年09月発行

症例

無尿を契機に発見された悪性リンパ腫

著者: 吉川慎一1 辻野進1 石橋啓一郎1 小川正至1 大久保雄平1 三木誠1

所属機関: 1東京医科大学泌尿器科

ページ範囲:P.749 - P.752

文献概要

 72歳,男性。無尿と顔面の浮腫を主訴に当科で受診。超音波検査とCT検査で傍大動脈リンパ節から膀胱内に連続する腫瘤を認めたため,腎後性腎不全を考え,左腎瘻造設術を施行した。経尿道的生検の病理組織学的診断は悪性リンパ腫であった。CHOP療法3コース終了後に腎瘻も抜去でき,さらに3コース追加後,残存腫瘤に対して60Gyの放射線療法を行った。無尿を主訴とする悪性リンパ腫は,自験例を含めて本邦では4例のみであった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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