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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科51巻11号

1997年10月発行

症例

尿路性敗血症を発症した腎静脈奇形を伴う腎回転異常

著者: 宮原誠1 中島洋介1 井戸邦雄2

所属機関: 1慶應義塾大学伊勢慶應病院泌尿器科 2慶應義塾大学伊勢慶應病院放射線科

ページ範囲:P.849 - P.852

文献概要

 症例は65歳,女性。先行する反復性膀胱炎の既往あり。40℃の発熱,意識消失にて入院した。左腰背部叩打痛著明で臨床検査および超音波断層法の結果,左膿腎症による尿路性敗血症と診断し,左腎痩を造設,軽快した。その後の画像検査にて,左腎回転異常(正面位)および左腎静脈奇形(大動脈周囲左腎静脈)が確認され,それらが左尿管を狭窄させていた。本症例の診断法として三次元CTによる解析が最も低侵襲で有用と思われた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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