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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科51巻12号

1997年11月発行

症例

転移性腫瘍との鑑別にメトクロプラミドテストが有用であった副腎褐色細胞腫

著者: 青柳貞一郎1 大木隆弘1 早川邦弘1 大橋正和1 石川博通1 畠亮1

所属機関: 1東京歯科大学市川総合病院泌尿器科

ページ範囲:P.937 - P.940

文献概要

 49歳,女性。6年前に胃粘膜下腫瘍(leiomyob lastoma)のため,胃全摘術を受けた。術後腸閉塞のため入院した際,右副腎に5cm大の腫瘤を指摘された。画像診断では転移性腫瘍が最も疑われたが,褐色細胞腫も否定しえなかったためメトクロプラミドテストを行った。5mg静注後2分で血圧が40mmHg上昇し,血中ノルアドレナリンも5分で5.6ng/m/上昇した。手術の結果は褐色細胞腫であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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