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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科51巻12号

1997年11月発行

症例

右腎静脈瘤の1例

著者: 高尾徹也1 岡大三1 井上均1 月川真1 水谷修太郎1 三好進1

所属機関: 1大阪労災病院泌尿器科

ページ範囲:P.941 - P.943

文献概要

 51歳,男性。人間ドックの超音波検査で右腎門部の腫瘤を指摘され当科を受診した。腹部CT,腹部US,カラードップラー,血管造影などの画像診断では確定診断が得られず,腹腔鏡検査を行い,右腎静脈瘤と診断した。腫瘤径が大きく破裂の可能性も考慮し,引き続き開腹により静脈瘤を切除した。文献上,腎静脈壁の孤立性の嚢腫状の静脈瘤はきわめて稀であった。また,確定診断の困難な腎門部の腫瘤に対しての腹腔鏡による観察はきわめて有効であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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