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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科51巻12号

1997年11月発行

文献概要

症例

フルタミド投与により腫瘍マーカーが正常化した再燃前立腺癌

著者: 野口和美1 上村博司1 武田光正1 野口純男1 窪田吉信1 穂坂正彦1

所属機関: 1横浜市立大学医学部附属浦舟病院泌尿器科

ページ範囲:P.951 - P.954

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 症例は初診時76歳の男性。排尿困難を主訴に受診。中分化型腺癌stage Cと診断。酢酸クロルマジノン(CMA)100mg/日による治療開始2年7か月後に仮性再燃。ホスフェストロール300mg/日投与にて2か月で軽快し,再びCMA lOO mg/日投与を続けた。さらにその1年後より再燃し,フルタミド375mg/日を開始した。3か月でPSAは正常化した。その後1年5か月は,LH-RHアナログとの併用にて経過は良好である。確定診断,治療開始後5年8か月の現在,81歳にて外来通院中である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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