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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科51巻12号

1997年11月発行

症例

シクロフォスファミド出血性膀胱炎に対し高圧酸素療法で止血に成功した2例

著者: 木村元彦12 森下英夫2 黒川和泉3 藤岡斉4 高橋公太1

所属機関: 1新潟大学医学部泌尿器科 2長岡赤十字病院泌尿器科 3長岡赤十字病院内科 4長岡赤十字病院麻酔科

ページ範囲:P.959 - P.961

文献概要

 71歳の女性が多発性骨髄腫で,42歳の女性が自己免疫性溶血性貧血でシクロフォスファミド内服中に血尿と膀胱タンポナーデで入院した。生理食塩水での膀胱灌流やprostaglan-dinF2α膀注では血尿の改善は一時的であったが,高圧酸素療法を行うと血尿は完全に消失した。高圧酸素療法は簡便で,ほとんど副作用はなく,患者の苦痛という面からも非常に優れた治療と考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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