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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科51巻12号

1997年11月発行

症例

小陰唇癒着症の2例

著者: 八木宏1 今井伸1 米田達明1 滋野和志1 椎名浩昭1 井川幹夫1

所属機関: 1島根医科大学泌尿器科学教室

ページ範囲:P.963 - P.965

文献概要

 症例1は8歳,女児。主訴は尿線の散乱で,小陰唇の癒着が認められた。5日間のエストロゲン軟膏塗布により小陰唇の離開が認められた。症例2は6歳,女児で,反復性尿路感染を主訴として受診した。小陰唇の癒着が認められ,全身麻酔下に癒着部を切離した。手術後,創部は瘢痕を残さず治癒した。排尿異常,特に尿路感染を繰り返す女児では,本疾患の有無について調べる必要があると思われる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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