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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科51巻13号

1997年12月発行

綜説

膀胱癌に対するBCG療法

著者: 鈴木唯司1 工藤誠治1

所属機関: 1弘前大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.987 - P.994

文献概要

 Bacillus Calmette-Guerin(BCG)の抗腫瘍効果は以前より注目されていたが,特に表在性膀胱移行上皮癌に対する膀胱内注入療法は,腫瘍切除後の腔内再発防止にはもちろん,残存腫瘍やCISに対する治療法としてその優れた効果が証明され,最も効果的な抗腫瘍剤の1つとみなされている。しかし,その作用機序が解明されていないこともあり,1回投与量,投与回数,投与期間などにおいて適切な治療法が今なお模索されている。また,多彩な副作用が高頻度に認められるので,この副作用を軽減しながら,いかに上手に治療を進めるかが今後の課題であろう。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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