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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科51巻2号

1997年02月発行

症例

回腸導管の細菌性炎症による両側水腎症

著者: 森山浩之1 角西雄一1 栗原誠1 福重満1

所属機関: 1県立広島病院泌尿器科

ページ範囲:P.131 - P.133

文献概要

 7年前に膀胱腫瘍のため回腸導管を造設された73歳の女性が,血尿,発熱,腹痛を訴えて受診した。排泄性尿路造影では両側の水腎症を認めた。原因として細菌による回腸導管内の炎症が考えられたため,感受性のある抗生剤を投与したところ水腎症は消失した。本症の誘因として,回腸導管が過長であることや術後再発に対して行われた放射線療法が推定された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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