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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科51巻2号

1997年02月発行

症例

大便失禁に対する順行性禁制浣腸法(antegrade continence enema:ACE)の臨床経験

著者: 近藤厚生1 斎藤政彦1 大村政治1 日比初紀1

所属機関: 1名古屋大学病院泌尿器科

ページ範囲:P.149 - P.151

文献概要

 大便失禁を外科的に制御する順行性禁制浣腸法(antegrade continence enema:ACE)の臨床経験を報告する。本法の特徴は虫垂を右下腹部に固定し,患者がこのストーマから順行性に浣腸するものである。患者は二分脊椎症に罹患する17歳の男児で,術後の大便失禁はほとんど消失した。汎用されている逆行性洗腸法に比較し,短時間で大腸内容物を排泄でき,その効率も高いので,ACEは排便管理に有効と結論する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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