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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科51巻2号

1997年02月発行

症例

妊娠を契機に発症した両側卵巣静脈症候群と思われた1例

著者: 宮里実1 中山朝行1 宮城武篤1 砂川勝美2 小川由英3

所属機関: 1豊見城中央病院泌尿器科 2豊見城中央病院産婦人科 3琉球大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.152 - P.154

文献概要

 症例は29歳,女性。下腹部痛,肉眼的血尿を主訴に産婦人科より当科へ紹介となった。DIP時に激しい右側腹部痛を示し,右腎盂からのリンパ外溢流,左尿管の虫食い状変化を認めた。右逆行性腎盂造影,左尿管鏡にて腫瘍性病変を否定した。CTにて両側卵巣静脈の拡張を認めたため,卵巣静脈症候群を疑い下大静脈造影を予定していたが,妊娠5週と判明し,子宮内容除去術を施行した。以後,尿路通過障害は消失した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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