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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科51巻3号

1997年03月発行

症例

多発性骨転移を来したCEA,CA19-9産生膀胱移行上皮癌

著者: 釜井隆男1 當眞嗣裕1 増田均1 石渡大介1

所属機関: 1公立昭和病院泌尿器科

ページ範囲:P.231 - P.234

文献概要

 67歳,男性。浸潤性膀胱腫瘍に対し動注化学療法後,膀胱部分切除術を施行。移行上皮癌,Grade 3,pT3b pNO MOであった。術後FAP療法(5-FU,THP-ADM,CDDP)を3コース施行,以後局所再発や遠隔転移を認めなかった。術後15か月目に後頸部痛と腰痛が出現し,骨シンチにて全身骨への異常集積像を認めた。血清CEA,CA19-9値の上昇がみられ,免疫組織学的検索にて膀胱の原発巣と骨転移巣がCEAとCA19-9で陽性に染色された。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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