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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科51巻4号

1997年04月発行

症例

高血圧症と赤血球増加症を合併した巨大水腎症

著者: 山下俊郎1 中島貞男2 梅田俊一1 松下高暁1

所属機関: 1飯田市立病院泌尿器科 2飯田市立病院内科

ページ範囲:P.292 - P.294

文献概要

 34歳,男性。約20年前から高血圧と赤血球増加を指摘され,降圧剤の投与を受けていた。精査したところ左巨大水腎症を認め,左腎摘出術を行った。術後の血圧,赤血球数ともに正常化した。術前高値を示した血漿レニン活性が術後正常化したため,高血圧は高レニン血症によるものと考えられた。しかし,エリスロポイエチンは術前に正常値であったため,赤血球増加の機序は不明であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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