icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科51巻4号

1997年04月発行

症例

下肢の運動障害を呈した膀胱異物

著者: 橋本義孝1 千賀康弘1 沖守1 長谷川潤1 秋元成太1

所属機関: 1日本医科大学附属病院泌尿器科

ページ範囲:P.309 - P.311

文献概要

 症例は30歳,男性。自慰目的に外尿道口よりポンプ式シャンプーのチューブ部分を挿入し除去不能となった。20日後,左下肢の疼痛と運動障害を訴え,当科を受診した。膀胱鏡とCTにて膀胱左後壁を貫通する異物を認めた。敗血症併発の可能性も考えられたため緊急に異物および膿瘍除去術に併せて膀胱部分切除術を施行した。異物の先端は閉鎖神経に達しており,膿瘍を形成し閉鎖神経を圧迫していた。手術の翌日,左下肢運動障害は改善した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら