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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科51巻4号

1997年04月発行

症例

内視鏡的切開を行った前立腺部異所開口尿管結石

著者: 森光浩1 星野継二郎1 田出公克1 来山敏夫1 山田潤1

所属機関: 1佐世保共済病院泌尿器科

ページ範囲:P.317 - P.319

文献概要

 症例は右側腹部痛と頻尿を主訴とする48歳,男性。DIPで右完全重複腎盂尿管症と右上半腎所属尿管に12×6mmの下部尿管結石を認めた。右上半腎所属尿管は前立腺部尿道に異所開口しており,TULが施行できず,透視下に結石直上の前立腺部尿道粘膜をTUR器械にて縦切開を加え結石を摘出した。結石成分は蓚酸カルシウム結石で,術後1か月目のDIPでは右上半腎盂腎杯とその所属尿管の拡張は軽減し,自覚症状も消失した。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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