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増刊号特集 術者からみた局所解剖 Ⅲ 男性尿道・陰茎および腹壁の局所解剖 1.男性尿道・陰茎
尿道下裂修復術
著者: 林祐太郎1 最上美保子1 小島祥敬1
所属機関: 1名古屋市立大学医学部泌尿器科
ページ範囲:P.133 - P.137
文献購入ページに移動尿道下裂の修復術には索切除術と尿道形成術を段階を踏んで施行する二期的手術と,これらを同時に行う一期的手術がある。いずれを施行するにせよ,索組織を完全に摘除して陰茎の屈曲を解消することと陰茎背側包皮をいかに効率よく新尿道の作成に用いるかということが手術成功のためのポイントであり,目的を達成するためには尿道下裂の解剖を十分把握しておかなければならない。本疾患は胎児期の性分化の段階の異常の一つのため,陰茎,尿道の正常解剖と異なる。したがって手術手技を図示しながら,局所の異常解剖を示していきたい。
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