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増刊号特集 術者からみた局所解剖
Ⅲ 男性尿道・陰茎および腹壁の局所解剖 2.陰嚢・精巣
文献概要
近年,結核性精巣上体炎の激減と抗菌化学療法の進歩による慢性精巣上体炎の減少のため,本術式が行われる機会は少なくなっている。しかし,精巣上体炎の原因となる基礎疾患(前立腺炎,糖尿病など)の治療後に抗菌化学療法を十分に行ったにもかかわらず,再発を繰り返す慢性再発性精巣上体炎や,膿瘍を局所に形成した場合が精巣上体摘出術の適応となる1)。
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