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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科51巻5号

1997年04月発行

増刊号特集 術者からみた局所解剖

Ⅴ 泌尿器科手術に必要な腸管の局所解剖

自然排尿型代用膀胱

著者: 山中望1 下垣博義1 後藤紀洋彦1 川端岳1 坂野茂2 中野正人2 滝吉郎2

所属機関: 1神鋼病院泌尿器科 2神鋼病院外科

ページ範囲:P.229 - P.233

文献概要

 腸管を利用した自然排尿型尿路変向術は,従来の回腸導管や尿管皮膚瘻などの失禁型尿路変更術に比し術後のQOLが著しく向上することから急速に普及し,近年では膀胱全摘後の尿路変向術の重要な選択肢のひとつになった。その手術方法は多彩で,利用腸管の種類,パウチ形成方法.尿管腸吻合法などの違いにより,現在までに十数種類の方法が考案され,修正されつつ現在にいたっている。本稿では,代表的な手術方法を概説し,それらの手術を遂行するために必要な局所解剖について解説する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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