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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科51巻6号

1997年05月発行

症例

膀胱全摘出術後に真菌性眼内炎を来した1例

著者: 木村元彦13 森下英夫1 渡辺るび2 武田啓治2

所属機関: 1長岡赤十字病院泌尿器科 2長岡赤十字病院眼科 3新潟大学医学部泌尿器科

ページ範囲:P.391 - P.393

文献概要

 75歳,男性が膀胱全摘出術後,第8病日より熱発した。IVHカテーテルの先端および血液培養からCandida arbicansが検出され,fluconazoleによって解熱した。しかし第20病日に目のかすみを訴え,真菌性眼内炎と診断されfluconazoleを400mgに増量して軽快した。IVHカテーテル留置患者の術後の発熱には真菌血症の可能性を考え,迅速な検査と,眼科での経過観察と適量の抗真菌剤の投与が欠かせないものと思われた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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