icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科51巻6号

1997年05月発行

症例

陰嚢内腫瘍と鑑別困難であった表皮嚢腫

著者: 妹尾博行1 小野豊1 坂上和弘1 武本征人1

所属機関: 1東大阪市立中央病院泌尿器科

ページ範囲:P.410 - P.412

文献概要

 49歳,男性。左陰嚢部の腫瘍は精巣と同一エコーレベルであり,当初,陰嚢内腫瘍が疑われていた。腫瘤は会陰部にも触知した。エコー,MRIより左陰嚢皮膚と会陰部皮膚から同時に発生した2つの嚢腫と考え,陰嚢から会陰部にかけての切開にて腫瘤摘除術を行った。両腫瘤とも一部皮膚と強固に癒着しており,皮膚を合併切除した。組織学的診断はいずれも表皮嚢腫であった。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら