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文献詳細

雑誌文献

臨床泌尿器科51巻7号

1997年06月発行

症例

透析患者に発生した出血性腎嚢胞の3例

著者: 山下登1 榊原尚行1 松ヶ瀬安邦1 篠島弘和1 森田研1 松浦忍1

所属機関: 1市立釧路総合病院泌尿器科

ページ範囲:P.511 - P.514

文献概要

 後天性多嚢胞性腎疾患を有する長期透析患者に発生した出血性腎嚢胞を3例経験した。保存的療法にて1例は治癒したが,他の2例は出血のコントロールがつかず腎摘除術を施行した。うち1例は透析中の出血性ショックとなったため,緊急手術を要した。出血性腎嚢胞は,後天性多嚢胞性腎疾患の合併症として悪性腫瘍,感染症とともに重要であり,症状出現の場合には早急な対応が重要であると考えられた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1332

印刷版ISSN:0385-2393

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